コンクール

コンクールと聴いて、大半が何を思い描くだろう。

プロへの登竜門、実力試し、中には優勝賞金という現実的な人もいてもおかしくない、実際に成績優秀者には賞金が渡されるのだ。

音楽コンクールとなれば日本のみならず、世界各国で様々な大会が開催されている。大半の音楽家志望の卵達はこうしたコンクールでの入賞を機にプロとしての道を歩んでいく人がほとんどだろう。

だが世界は広しというのか、一度受ければ入賞できるというほど甘いものではない。

大半の参加者が何度かの挑戦を経て、やっとの思いで入賞できるかもしれないという可能性が開けるという程度までしか、開けない。

入賞には実力はもちろんのこと、その時の運やフィジカル・メンタル的なものも関わってくるので、一概には言えないが、今はそんなことを問題にはしない。

コンクールといっても数は多い。ではどんなものがあるのだろう。

久石譲の音楽はすばらしいですね

日本国内開催コンクール

日本音楽コンクール

毎日新聞社とNHKが主催する日本のクラシック音楽のコンクールであり、日本国内でも権威と伝統あることで有名であり、若手音楽家達の登竜門として知られている。

ピアノ部門は27歳以下、声楽部門は35歳以下、その他の部門は29歳以下の参加資格が設けられているが、作曲部門においては年齢不問としている。

大会の開催スケジュールとしては、予選会と本選考会からなり、演奏部門は2回(ピアノとヴァイオリン部門に関しては3回行う。)にわたる公開予選を行い。各部門ごとに本選出場者を決定する。

一方、作曲部門の予選は楽譜によって非公開での審査とな、本選会への出場者が決定し、本選にて実演奏を行って、優勝者を選定する。

全日本学生音楽コンクール

1947年に毎日新聞社が創設したコンクールであり、音楽家を目指し学生達の登竜門となっている

通称『学生マイコン』とも呼ばれ、ヴァイオリン・ピアノ・声楽・フルート・チェロ部門に分かれている。部門内でも年齢ごとに分かれており、小学4年~小学6年までを対象にした小学校の部門・中学1年~中学3年までを対象にした中学校の部門・高校1年~高校3年までを対象にした高校の部門・大学1年から24歳未満の学生が条件の大学の部門と別れている。

フルートは中学校と高校の部のみでの開催、また大学の部は声楽部門とチェロ部門に設けられている。

審査はそれぞれの部門別に行われている。

全国大会出場者のレベルは全体的に高く、演奏の優劣がつけにくいほど年々学生達の実力は上がっている。入賞者達の審査結果と講評は、毎日新聞の紙面上において公表される。

地区予選・地区本選・全国大会と分かれており、地区予選と地区本選の開催場所は『東京』・『名古屋』・『大阪』・『北海道』の各地でいずれも公開で行われている。

各部門・各部ごとに、審査員一人25点満点で採点され、全審査員の採点結果から各一人の最高点と最低点をカットした点数の平均を求めて、平均点の高い順に本選出場者や入賞者を決定する。

全国大会では審査員は、1年以内に自らが師事したことのある学生などが出場した場合、その出場者の審査を行うことができない。

地区予選・地区本選にはそれぞれ課題曲が出され、毎年難易度と傾向が大きく変動するので、予想するのは困難と言われている。

第60回大会より、全国大会では自由曲を演奏できるように変更が決定した。

国際コンクール

チャイコフスキー国際コンクール

モスクワで4年おきに開催される世界三大コンクールの一つであり、世界的に最も権威のあるコンクールの一つであるといわれている。三大コンクールの中では一番歴史の浅い(それでも50年以上の歴史はある)。

選考会は予備審査を含めて三次の予選まで開催するなど、完全実力主義の大会である。

部門別にそれぞれ順位を決めているが、その中に1位に該当する奏者がいなければ空席のまま大会を終了することも多く、入賞すればそれだけ音楽家として大成をなすことができるのだろう。

しかし近年では国内予選で通過したものでなければ、1次審査にすら進めないほどそれだけ難関なコンクールだと象徴している。

エリザベート王妃国際音楽コンクール

ベルギーのブリュッセルで開催されるコンクールで、世界的権威のあるコンクールの一つ。その歴史は三大コンクールの中で2番目に古い。

1937年開催時期は、ウジェーヌ・イザイの名を冠した『イザイ国際コンクール』という名称であったが、1951年にベルギー青少年音楽院の創設者『ルネ・ニコリ』が『アルベール1世』の王妃であり、同年に即位した『ボードゥアン1世』の祖母である『ベルギー王妃・エリザベート』の名を冠してその歴史をスタートさせた。

ショパン国際ピアノコンクール

その名の通り『フレデリック・ショパン』を記念したピアノ演奏のコンクールで、ピアニストを目指す者にとって、世界最高峰のコンクールといわれている。正式名称を『フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール』という。

歴史も古く、1927年に第一回が開催されて以来、今日まで開催されている。

ポーランドの首都ワルシャワで5年に一度、ショパンの命日である10月17日の前後3週間にて開催される。

日本人としては第8回開催の内田光子の第2位が日本人としての最高位入賞となっている。

開催時、課題曲は全てショパンの楽曲を限定している。

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